2015年9月27日日曜日

No. 82:Crail Golfing Society Craighead Links

初プレー日: 2014年1月13日
場所: Fife, Scotland
また行きたい度: ☆☆☆
http://www.crailgolfingsociety.co.uk/

以前、CrailはBalcomieという歴史あるリンクスコースを紹介していますが、こちらは2001年に開場した新しいコースです。



この日、もともとの予定ではBalcomieをラウンドするはずだったのですが、低温と霜の影響でクローズ。Craighead Linksの方はウィンターグリーンでのプレーが可能だったので、こちらへ振り替えてラウンドしました。ウィンターグリーンは、本来のグリーンの花道の位置に適当にカップを切っただけですし、このCraigheadのカップは、通常のものよりも一回り大きく、カップインしたときの喜びが感じられず、入らなかったときの怒りが普段の倍という、とてもつまらないゴルフになってしまいました。



コースの立地はとても素晴らしく、クリフトップリンクスの典型です。



このようにいかにもスコットランドな印象を受けるコースなのですが、いかんせん、グリーンを味わっていないので、評価のしようがないというところはあります。立地柄、景色や風を楽しむことはできるはずなので、グリーンが素晴らしければきっとよいコースに違いないと思います。いつか、Crail界隈に一泊して、二つのコースを堪能してみたいと思っているのですが、実現できる日は来るのでしょうか。

No. 81:Strathtyrum Course, St Andrews

初プレー日: 2014年1月3日
場所: Fife, Scotland
また行きたい度: ☆☆
http://www.standrews.com/Play/Courses/Strathtyrum-Course



St Andrews Golf Trustが運営するコースの中では2番目に若い、1993年開場(1番若いのは、2008年開場のCastle Course)。そして、このコースは他の5つのリンクスに比べると、距離が短い初心者向けのコースです。もう一つ、Balgove Courseもありますが、こちらは9Hのミニコース。



場所としてはEden Courseのお隣にあるわけですが、フェアウェイにあまりうねりがなく、また1ホールを除いて、フェアウェイサイドのバンカーが存在しません。つまり、ティショットはほぼプレッシャーなく打てます。


距離も5,600yのPar69と短め。ドライバーとウェッジの組合せが続きますので、やや単調な印象は否めません。しかし、このコースで素晴らしいのはグリーン。グリーンの周りは巧みにバンカーでガードされ、傾斜やうねりが上手く付けてあり、そう簡単にはスコアメークできない仕掛けになっています。

St Andrews界隈でのゴルフ旅では、最初の肩慣らしに使うのに持って来いのコースかと思います。ちなみに、僕はこの年、長男を連れて聖地への「初詣」の気分でプレーしました。

2015年9月26日土曜日

No. 80:Buenavista Golf

初プレー日: 2013年12月28日
場所: Tenerife, Spain
また行きたい度: ☆☆☆☆
http://www.buenavistagolf.es/



この年の年末、旅行会社のパッケージツアーでアフリカ大陸の西に浮かぶテネリフェまで行きました。そして、そこでも当然のことながら、ゴルフを楽しみました。テネリフェはゴルフリゾートとしても有名で、その中で選択したのが、このコース。設計は、スペインのゴルフの英雄、セベ・バレステロス。だから、選択したというわけです。



コースのどこにいても海が見える設計。スペインにあるクリフトップリンクスと言ったところ。しかし、30℃近い暖かい気温と、それによる植生の違いが、スコットランドのコースとはまるで違うところですね。



コースは本当に海に近く、このように波しぶきの上がる景色を楽しむこともできます。ちなみに、写真でグリーンに向かって歩いているのは、長男です。

このように海に突き出たグリーンもあり、スリルも楽しめるとてもよいコースでした。

コースの特徴としては、結構アップダウンがあるということで、豪快な打ち下ろしを楽しめたり、グリーンに向かって打ち上げるホールもあって、バリエーションが豊富。また、Par3、Par4、Par5が6つずつというちょっと変わったレイアウト。そしてグリーンが結構小さい。ラフは日本の高麗芝に似たタイプで、結構粘っこかった。

数あるテネリフェのコースの中では、島でもあまり観光地化されていない西の端にあり、立地はイマイチなんですが、コースの質はとてもよかったですね。テネリフェ自体もそうですが、ここはもう一度行ってみたい場所の一つです。

No. 79:Fairmont St Andrews Torrance Course

初プレー日: 2013年12月23日
場所: Fife, Scotland
また行きたい度: ☆☆
http://www.fairmont.com/st-andrews-scotland/golf/



以前、同じ場所にあるKittocks Courseを紹介しましたが、こちらのTorrance Courseの方がいわゆるメインコース。欧州シニアツアーの試合を開催するなど、難易度のかなり高いトーナメント仕様のコースです。設計者の一人が、スコットランドのゴルフレジェンドの一人、Sam Torranceであることから、この名前になっています。



コースはいわゆるクリフトップリンクスというタイプで、崖の上にあります。ですので、砂地ではなく、この日も前日までの雨でコースはややウェットな状態でした。写真の右手に見えているのが、Fairmont Hotel。世界のゴルフリゾート18位、とホームページでは謳っています。

この日、写真ではお分かりにならないと思いますが、10m/s以上の強風の吹き荒れる日。140yのPar3がAWで届いたり、ちょっと面白いゴルフができましたが、コース自体はやや作りこんだ感じが強く、僕の好みとは少し違っていたのは残念でした。このコースの良いところは、Kittocksもそうですけれど、冬場でもフルコンディション(ノーフェアウェイマット、ノーウィンターグリーン)でプレーできるところ。値段も冬場の方が安くなりますしね。夏場は、St Andrewsという立地もあり、£80くらいするんじゃなかったかと思います。

No. 78:Panmure Golf Club

初プレー日: 2013年12月20日
場所: Angus, Scotland
また行きたい度: ☆☆☆☆
http://www.panmuregolfclub.co.uk/



全英OP開催コースで有名な、Carnoutieの西のお隣にあるリンクスコース。ベン・ホーガンが1955年にCarnoustieで開催された全英OPに優勝した際、このコースで事前練習をしたそうです。



上の地図を見ていただくとわかりますが、実はこのコースは全然海に面していません。しかし、地質が川が運んだ砂地にあり、コースは純然たるリンクスコース。なのに、このように木々に囲まれているという、少し不思議なコースです。



この見事なアンジュレーション。コース設計は、James Braidということもあり、距離長めのPar4と短めのPar5を組み合わせたセッティング。風を巧みに使った、典型的な「行って、帰る」コースに仕上がっています。



コース内にはバーンが流れていますが、これがフェアウェイからは見づらい。コースガイドとにらめっこが必要です。日本ではまず知られていないこのコースですが、UK内での評価は高く、Top100コースには当然のように選ばれています。

この日は、写真のようにとても天気が良かったのですが、気温2℃ととても寒い日。こんな日に、車を1時間強走らせて、3時間ほどたった一人でゴルフして帰る、という酔狂なことをやった日でもありました。そういう生活は、スコットランドならでは。そういう日々を体験できたことは、本当に良かったですね。

No. 77:Oatridge Golf Course

初プレー日: 2013年12月1日
場所: West Lothian, Scotland
また行きたい度: ☆☆
http://www.sruc.ac.uk/info/120492/golf_courses/1108/oatridge_golf_course



ここはエジンバラ西郊の牧場の広がる地域にある、Scotland's Rural Collegeのキャンパス内の9Hコースです。Par35で、ドライバーもしっかり打てる、意外に本格的な作り。僕がラウンドしたのは、当時10歳だった長男が通っていたゴルフスクール主催の親子コンペでした。



写真にはありませんが、スタートハウスはホントに掘っ建て小屋というレベル。しかし、コースは結構広く、しかも適度に起伏があり、なかなかの難易度でした。


ご覧のようにラフも結構厳しくなっていて、いかにもスコットランドなコースでした。

スコットランドには、こうした公営の9Hコースも結構たくさんあり、ジュニアや初心者にとって、ゴルフへの入り口的な役割を担っているようです。こういうところも、スコットランドゴルフの奥深いところなのですね。