2015年3月1日日曜日

No.52:Dunbar Golf Club

初プレー日: 2012年10月13日
場所: East Lothian, Scotland
また行きたい度: ☆☆☆☆☆
http://www.dunbargolfclub.com/



スコットランドのゴルフ銀座の一つ、East Lothian地区で最も東に位置する名門クラブです。このクラブは、夏坂健先生の「ゴルフがある幸せ」にも登場する、本物のリンクスコース。しかし、クラブには排他的な雰囲気は微塵もなく、常にゴルファーを暖かく迎えてくれます。



Dunbarの特徴は、とにかく海に近いこと。そして、とても狭いエリアに絶妙にコースがレイアウトされていることです。上の写真は3番Par3のティからの景色。海との間に壁があるのがお分かりでしょうか。この壁の内側に、1~3番と18番があります。そして、実はこの壁の向こう、本当の海岸線にコースの「本体」が鎮座しています。



壁の「外」に出ると、2ホール分が収まるとても狭い土地にコースがレイアウトされています。ウナギの寝床のような感じですが、狭苦しい感じはありません。上の写真は、Dunbarのシグネチャーの一つ、8番ホールのグリーン。グリーンエッジと右の壁は、わずか1yしかありません。そして、グリーンは本物中の本物。固く締まっていて、心地よいスピード。自然の地形のままなので、人工的な鬱陶しいアンジュレーションはなく、その分、スリルが味わえます。



9番ホールはコースで唯一のブラインドのティショット。しかし、打ち上げた先は広いフェアウェイが待っていて、少し高い位置にあるフェアウェイから、このような見事な海の景色を楽しめます。この後、10番のPar3を終えると、引き返してくるレイアウト。


引き返してくると、今度は海沿いを帰ってきます。そして、通常の西風であれば、後半は基本的に向かい風。13番だけ、一度向きを変えますが、他のホールは風に向かってのプレーになります。

このコースのもう一つの素晴らしさは、極めてenjoyableであることです。クラシックなリンクスコースの特徴でもあるのですが、実はペナルは極端に厳しくない。パーを取るのが難しくても、ボギーを取るルートが準備されていたり、グリーンも全面がガードされているわけではないので、ルートを上手く選ぶ楽しみも味わえます。ホールとホールの間にあるラフも、そこまで厳しくないので、グリーンは狙えなくても、フェアウェイに戻すことはできるようになっています。こうしたいろんな特徴、そしてクラブの雰囲気から、僕が100近くラウンドしたスコットランドのコースの中では、Top10に入ってくるコースです。ゴルフ誌の評価では36位になっていますが、僕から見ると、少し不満の残るランキングですね。

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