2016年3月20日日曜日

No. 117:Rosapenna Golf Resort, Old Tom Morris Links & Coastguard Nine

初プレー日: 2014年10月5日
場所: Downings, Co. Donegal, Ireland
また行きたい度: ☆☆☆☆☆
http://www.rosapenna.ie/golf.html



Portrushをラウンドした後、Londonderryまで移動して一泊。そして、翌朝6時にホテルを出て、アイルランド共和国へ入りました。家族旅行では来たことがありますが、アイルランド共和国でゴルフをするのは、これが初めて。今でも、これが最後にならないことを願うばかり。Rosapennaは、世界の名だたるプレーヤたちが心を奪われたコース、と夏坂健先生の著作にありましたので、何としてもラウンドしたかったのです。

夏坂先生が書かれた頃と、今のRosapennaは様相が変わっています。昔は、Old Tom Morrisが海沿いと海の見える小高い丘にレイアウトした18Hでした。しかし、2000年前後からコースは改造と拡張があり、今のメインコースは、Sandy Hillという新しいコース。これはこれでとても評判の良いコースらしいです。そして、今のOld Tom Morris Linksは、新しくリンクスエリアに作った9HをOUTとし、かつてのOUTだった海沿いの9HをINにする設計に。そして、かつてのINは、練習用コースとして、Coastguard Nineというコースになっています。つまり、今のRosapennaは45Hのコースです。



通常、新しいリンクスコースは、人工的な作り込みが激しく、僕としては嫌いなことが多いのですが、このOld Tom Morris LinksのOUTは大変素晴らしい。フェアウェイとグリーンの一体感、従来のOld TomレイアウトのINとの違和感のない繋がりが素晴らしい。2000年以降に作られたリンクスコースとは思えない素晴らしさです。



この写真は、現在のINコースからの景色。ニクラウスがあまりの美しさに声を失った、とされるのは、恐らくこの景色ではないかと思います。



コースはとても荒々しいラフに覆われています。プレーヤが歩く道は、まるで獣道のよう。



しかし、Old Tomのレイアウトは、あまり無理がありません。自然の地形を上手に使っていて、上手く表現できませんが、ラウンドしていて無駄に疲れない感じがあります。



クラブハウスの位置から、コースを見下ろす位置に建てられているOld Tomの銅像です。この地にコースを作った、彼の慧眼に感謝しなければなりません。



18Hを終えた後、休憩も入れずに、そのままCoastguard Nineへ向かいました。すでにサブコース扱いになっていて、グリーンの手入れがやや不十分なところがあったりするのは残念なのですが、ここからの景色も素晴らしい。Rosapennaは湾と川が入り組んだ形状になっていて、それを少し高い位置から楽しめるのです。

ご覧のように、グリーンはパッチワーク模様に。異なる芝が混じっているので、スピードが読みづらかったですが、でも十分に面白かった。

当時、Rosapennaでは、新たな36Hを造成中でした。プロショップで開場はいつか聞いてみたところ、「うーん、何とも言えないなあ。フェアウェイの位置は芝を刈り込んだけれど、全体がフィットするのがいつになるかはわからないね」と言われてしまいました。設計はニクラウスなんだそうですが、ここではコースの作り方が特殊で、まずフェアウェイになるところの芝を根こそぎ刈り取っていく。そして、しばらくすると、ラフから種が飛んできて、新たに根付く。それを丁寧に育て上げて、フェアウェイにするんだそうで、相当に時間がかかります。なので、今作っているコースがいつ開場するかは、お天道様次第、という回答になるのかなと思いました。また、僕らがラウンドした2000年以降にできたリンクスが、何でここまで(良い意味で)古く感じたかが、わかった気がしました。

いつか、今、造成中のコースが完成したら、Rosapennaに1週間泊まり込んでゴルフ三昧をしよう、と当時のゴルフ狂の仲間たちと話しているところです。Rosapennaは、行った人を必ず虜にするコースです。

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