初プレー日: 2014年8月10日
場所: Shetland, Scotland
また行きたい度: ☆☆☆☆
http://www.whalsaygolfclub.co.uk/
OrkneyにあるKirkwallを深夜便のフェリーで出て、7時間。上の地図でもわかるように、緯度ではほとんどノルウェーのベルゲンという街と同じ場所に、Shetland諸島はあります。Shetland諸島はいくつもの島々で成り立っていますが、この中にあるWhalsay島というところに、UK最北端の18Hのゴルフコースがあるというので、行ってみました。
ShetlandのMainland島から、さらにフェリーで30分で目的地のWhalsay島に到着します。綴りを見ても想像が付きますが、この島は「クジラの島」という意味だそうです。島の形がクジラに似ているからなのか、クジラが取れる島だったからなのか。手元にあるThe Scottish Islandsという本によると、この島は人口が1,000人を越えているとのこと。生業は、漁業と牧羊です。
コースは島の中心部である西側ではなく、北東端にあります。コースに着いてみると、一人だけメンバーの方がおられました。コースは開いていますか?と聞くと、「コースはいつでも開いてるよ」とのお答え。Honest Boxの使い方を知っているかと聞かれ、Yesと聞かれると「本当か!?」と驚かれました。そりゃそうですよね、こんな地の果てに来た子供連れの東洋人が、Honest Boxの使い方を知っているなんて。
コースは海沿いにあり、カテゴリ的にはクリフトップリンクスに相当します。ですが、リンクスのような水はけの良さは全くありません。実は、このコース、羊の放牧場の中にあります。放牧場の中に適当に刈り込んでフェアウェイを作り、グリーンを置いたようなコース(グリーンだけは専用の芝でしたが)。コースの中には、羊がたくさんいる上、至るところに糞が転がっていました。それもまた一興ですけどね。フェアウェイは羊の蹄に踏まれているので、小さい穴がたくさん開いています。ボールは必ず、そこに止まりますから、常にライは沈んでいます。
もう、遮るものは何もない、という大自然の中のコース。コースガイドもない上、手持ちのスマホのGPSアプリにもデータ登録がなく、とにかく目視と100・150・200yのスティックが頼りです。幸運にも天気が素晴らしく、風はかなりありましたが、長男と二人、コースの起伏を楽しみながらのラウンド。途中には、野生のアザラシが海から顔を出して、僕らのギャラリーになってくれるなど、正に異次元の体験でした。
コースのハイライトは、16番のPar4です。ティから見ると左は完全に海になっています。
そのセカンド地点からは、こんな感じ。東尋坊でゴルフをしているような感じですね。
最終18番は、この池をぐるりと半周するホール。水と空の見事な青さが感動的でした。
実は、Shetlandには18Hではないけれども、まだ北にゴルフコースがあるらしい、という噂ではあります。ただし、それが現存し、プレー可かどうかはわからない。もう少し北にあるUnst島には、冷戦時代に空軍の基地があり、そこに8Hのコースがあったという記録もあるようです。しかし、一介のスコットランド在住者としては、このWhalsayが限界というところでした。恐らく、物書きなどの商売でもなく、こんなところまで来た日本人は、恐らく10人にも満たないのではないかと想像します。
場所: Shetland, Scotland
また行きたい度: ☆☆☆☆
http://www.whalsaygolfclub.co.uk/
OrkneyにあるKirkwallを深夜便のフェリーで出て、7時間。上の地図でもわかるように、緯度ではほとんどノルウェーのベルゲンという街と同じ場所に、Shetland諸島はあります。Shetland諸島はいくつもの島々で成り立っていますが、この中にあるWhalsay島というところに、UK最北端の18Hのゴルフコースがあるというので、行ってみました。
ShetlandのMainland島から、さらにフェリーで30分で目的地のWhalsay島に到着します。綴りを見ても想像が付きますが、この島は「クジラの島」という意味だそうです。島の形がクジラに似ているからなのか、クジラが取れる島だったからなのか。手元にあるThe Scottish Islandsという本によると、この島は人口が1,000人を越えているとのこと。生業は、漁業と牧羊です。
コースは島の中心部である西側ではなく、北東端にあります。コースに着いてみると、一人だけメンバーの方がおられました。コースは開いていますか?と聞くと、「コースはいつでも開いてるよ」とのお答え。Honest Boxの使い方を知っているかと聞かれ、Yesと聞かれると「本当か!?」と驚かれました。そりゃそうですよね、こんな地の果てに来た子供連れの東洋人が、Honest Boxの使い方を知っているなんて。
コースは海沿いにあり、カテゴリ的にはクリフトップリンクスに相当します。ですが、リンクスのような水はけの良さは全くありません。実は、このコース、羊の放牧場の中にあります。放牧場の中に適当に刈り込んでフェアウェイを作り、グリーンを置いたようなコース(グリーンだけは専用の芝でしたが)。コースの中には、羊がたくさんいる上、至るところに糞が転がっていました。それもまた一興ですけどね。フェアウェイは羊の蹄に踏まれているので、小さい穴がたくさん開いています。ボールは必ず、そこに止まりますから、常にライは沈んでいます。
もう、遮るものは何もない、という大自然の中のコース。コースガイドもない上、手持ちのスマホのGPSアプリにもデータ登録がなく、とにかく目視と100・150・200yのスティックが頼りです。幸運にも天気が素晴らしく、風はかなりありましたが、長男と二人、コースの起伏を楽しみながらのラウンド。途中には、野生のアザラシが海から顔を出して、僕らのギャラリーになってくれるなど、正に異次元の体験でした。
コースのハイライトは、16番のPar4です。ティから見ると左は完全に海になっています。
そのセカンド地点からは、こんな感じ。東尋坊でゴルフをしているような感じですね。
最終18番は、この池をぐるりと半周するホール。水と空の見事な青さが感動的でした。
実は、Shetlandには18Hではないけれども、まだ北にゴルフコースがあるらしい、という噂ではあります。ただし、それが現存し、プレー可かどうかはわからない。もう少し北にあるUnst島には、冷戦時代に空軍の基地があり、そこに8Hのコースがあったという記録もあるようです。しかし、一介のスコットランド在住者としては、このWhalsayが限界というところでした。恐らく、物書きなどの商売でもなく、こんなところまで来た日本人は、恐らく10人にも満たないのではないかと想像します。
プレーしていないコースの写真を紹介するのは初めてですが、ShetlandのMainland島にも、素晴らしいコースがありました。これはShetland Golf Clubの1番ホールからの景色です。時間がなく、プレーできなかったのが、本当に残念。コースは氷河が削った谷底にレイアウトされていて、見た目にはとてもタフに感じました。いつの日か、もう一度、Shetlandを訪れることがあれば、ここもラウンドしてみたいコースです。
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