2015年12月5日土曜日

No. 90:Cruden Bay Golf Club

初プレー日: 2014年4月6日
場所: Aberdeenshire, Scotland
また行きたい度: ☆☆☆☆☆
http://www.crudenbaygolfclub.co.uk/



Trumpをラウンドした午後、僕らはもう少し北に移動し、Cruden Bayをプレーしました。ここはスコットランドで得たゴルフ狂の友人たちがこぞって絶賛するコース。念願叶ってのラウンドとなりました。このコースの歴史は、紆余曲折に富んでいます。1900年前後、Cruden Bayに鉄道が開通すると、Cruden Bayのリンクスコースはゴルフリゾートとして、鉄道会社が資本を出して、大きなホテルを建設。新聞に広告も出され、多くの人が訪れたようです。しかし、コースは二回の戦争などを経て、ホテルが撤退するなどして、放置されてしまいます。第二次大戦後、地元の人たちによってコースが買い戻され、再整備されて、コースは復活。今では、リンクスマニアにとっては、聖地に近い扱いを受けています。



Cruden Bayは、コースに人工的な要素が極めて少ない、ナチュラルな厳しさを味わうことができます。このホールは、グリーンに向かうフェアウェイの幅はわずか10y程度。まるでグリーンに向かう回廊のようになっています。



9番のティに上がると、このような絶景が広がります。ここからの180度のパノラマは、僕が今までゴルフ場で見た景色の中では、最も雄大でした。



どこに打っていいかわからない、190yのPar3。左からの斜面に小さな杭が立っているのがわかるでしょうか? あの杭がグリーン中央方向を示しています。グリーンに上がると、この杭を倒すためのロープがあります。つまり、杭が立っていなければ、グリーンにプレーヤがいることを示しています。そして、ホールアウトすると、またロープを引いて、この杭を立てる。そんな仕組みも、どこかしら楽しく感じられます。

このコース、プレー前にクラブハウスから見たときに、一回圧倒されます。しかし、9番から15番辺りまでの、海に近い部分は、クラブハウスからは見えないようになっているところが、実は素晴らしいのです。その海に近い部分が、景色も、各ホールの面白さも、飛び抜けているのです。

The Open開催コースでもないし、Par69と数字的には大したことがないように見えるコースですが、これぞ本物のリンクス。僕の今までラウンドしたコースの中では、Top10に入る素晴らしいリンクスコースです。

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