初プレー日: 2012年1月22日
場所: Argyll, Scotland
また行きたい度: ☆☆☆☆☆
http://www.machgolf.com/
知る人ぞ知る名コース、The Machrihanish Golf Club。Clyde湾の西側の防波堤のような恰好をした、Kintyre半島の先っぽにあります。何と、グラスゴーから車で4時間強。上の地図で、グラスゴーの北西に見えるLoch Lomondまで一度北上して、そこから南下するというルートを取ります。Machrihanishにはもう一つ、本格的なリンクスコースDunesがありますが、こちらは新参コース。The Machrihanishは1876年創立という歴史ある名門コース。何故、こんな僻地に、と思われるかも知れませんが、このMachrihanishの反対側、つまりClyde湾側にあるCampbeltownは、昔からClyde湾の玄関港で栄えた町。海運が廃れた今でもMachrihanishには空軍の基地があり、それで人口が維持されているようです。ちなみに、このMachrihanishの空軍基地、実はスペースシャトルの緊急着陸場所にもなっているそうな。
The Machを有名にしたのは、アメリカで刊行された「リンクスランドへ!」という本でしょう。そこで、「ゴルフのバルハラ」と紹介されたことで、一気に名前が知れ渡ったとか。確かに、Kintyre半島をドライブしていると、そのあまりに荒々しく、かつ人の気配も少なく、この先にそんなコースがあるとは思えません。
しかし、そこには確かにゴルフコース、しかもとてつもないチャンピオンシップリンクスが鎮座するのです。上の写真は、1番ホール。「世界で一番美しいスタートホール」「世界最大のバンカー」など、いろんな形容句があるようですが、ここに立てば、そのすべての形容句の意味がわかります。
The Machの素晴らしいところは、まるで荒海の中を航海しているようなレイアウトです。つまり、海からそのままつながっている感じがとても印象に残ります。荒海の中に海流(フェアウェイ)を見つけ、その海流をたどって次の島(グリーン)へたどり着く。そんなコースです。
そして、そのグリーンもこんなに素晴らしい。大きなうねりと、細かいアンジュレーションを組み合わせていて、本当に気持ちの良いゴルフが楽しめるのです。
このコースもOld Tom Morrisのデザイン。隣にあるDunes(別の投稿で紹介します)と比べると、まずコースを置くべき土地を選ぶ慧眼に驚かされます。Dunesも素晴らしいリンクスだと思いますが、The Machに比べると、アンジュレーションがキツ過ぎて、フェアネスに欠ける。その点、このThe Machの方は、フェアウェイやグリーンのアンジュレーションが絶妙で、フェアネスを十分に担保したコースになっています。
僕はここを2回ラウンド。初プレーだった2012年1月は、10m/s以上の風が吹く厳しいコンディション。このときは、本当に命からがらホールアウトという感じで、100を切るのがやっと。しかも、2011年の夏は天候不順で、グリーンが完全にダメージを受けた状態で、いい転がりを楽しめなかったのですが、二度目のラウンドになった2014年6月は、写真のように見事な晴れの天気で軽いそよ風の日。スコアは、何と+3の73! 同じコースを回って、20打以上もスコアが違うというのも、本物のリンクスのなせる業ですね。
こんなコースですから、UKゴルフ誌の評価も非常に高く、スコットランド18位。こんな田舎になければ、完全に全英OPを開催してもおかしくないコースですから、この評価も当然というところでしょう。
http://www.todaysgolfer.co.uk/courses-and-2-fore-1/top-100-golf-courses/top-100-golf-courses-scotland-2013/top-100-scotland-2013-20-11/machrihanish/
場所: Argyll, Scotland
また行きたい度: ☆☆☆☆☆
http://www.machgolf.com/
知る人ぞ知る名コース、The Machrihanish Golf Club。Clyde湾の西側の防波堤のような恰好をした、Kintyre半島の先っぽにあります。何と、グラスゴーから車で4時間強。上の地図で、グラスゴーの北西に見えるLoch Lomondまで一度北上して、そこから南下するというルートを取ります。Machrihanishにはもう一つ、本格的なリンクスコースDunesがありますが、こちらは新参コース。The Machrihanishは1876年創立という歴史ある名門コース。何故、こんな僻地に、と思われるかも知れませんが、このMachrihanishの反対側、つまりClyde湾側にあるCampbeltownは、昔からClyde湾の玄関港で栄えた町。海運が廃れた今でもMachrihanishには空軍の基地があり、それで人口が維持されているようです。ちなみに、このMachrihanishの空軍基地、実はスペースシャトルの緊急着陸場所にもなっているそうな。
The Machを有名にしたのは、アメリカで刊行された「リンクスランドへ!」という本でしょう。そこで、「ゴルフのバルハラ」と紹介されたことで、一気に名前が知れ渡ったとか。確かに、Kintyre半島をドライブしていると、そのあまりに荒々しく、かつ人の気配も少なく、この先にそんなコースがあるとは思えません。
しかし、そこには確かにゴルフコース、しかもとてつもないチャンピオンシップリンクスが鎮座するのです。上の写真は、1番ホール。「世界で一番美しいスタートホール」「世界最大のバンカー」など、いろんな形容句があるようですが、ここに立てば、そのすべての形容句の意味がわかります。
The Machの素晴らしいところは、まるで荒海の中を航海しているようなレイアウトです。つまり、海からそのままつながっている感じがとても印象に残ります。荒海の中に海流(フェアウェイ)を見つけ、その海流をたどって次の島(グリーン)へたどり着く。そんなコースです。
そして、そのグリーンもこんなに素晴らしい。大きなうねりと、細かいアンジュレーションを組み合わせていて、本当に気持ちの良いゴルフが楽しめるのです。
このコースもOld Tom Morrisのデザイン。隣にあるDunes(別の投稿で紹介します)と比べると、まずコースを置くべき土地を選ぶ慧眼に驚かされます。Dunesも素晴らしいリンクスだと思いますが、The Machに比べると、アンジュレーションがキツ過ぎて、フェアネスに欠ける。その点、このThe Machの方は、フェアウェイやグリーンのアンジュレーションが絶妙で、フェアネスを十分に担保したコースになっています。
僕はここを2回ラウンド。初プレーだった2012年1月は、10m/s以上の風が吹く厳しいコンディション。このときは、本当に命からがらホールアウトという感じで、100を切るのがやっと。しかも、2011年の夏は天候不順で、グリーンが完全にダメージを受けた状態で、いい転がりを楽しめなかったのですが、二度目のラウンドになった2014年6月は、写真のように見事な晴れの天気で軽いそよ風の日。スコアは、何と+3の73! 同じコースを回って、20打以上もスコアが違うというのも、本物のリンクスのなせる業ですね。
こんなコースですから、UKゴルフ誌の評価も非常に高く、スコットランド18位。こんな田舎になければ、完全に全英OPを開催してもおかしくないコースですから、この評価も当然というところでしょう。
http://www.todaysgolfer.co.uk/courses-and-2-fore-1/top-100-golf-courses/top-100-golf-courses-scotland-2013/top-100-scotland-2013-20-11/machrihanish/
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